お子さんの「疲れ」と「元気」の土台は「呼吸」と「姿勢」にあります
私たち人間が元気に過ごすために、一番大切な身体の働きは、実は**「息をすること(呼吸)」と「血を巡らせること(循環)」**です。これは、お子さんの成長にとっても、一番の土台になる大切な機能なんです。
もし、呼吸や循環がうまくいかないと、脳に十分な酸素が届かなくなり、「なんだか頭が疲れたな」「ボーッとするな」という状態になってしまいます。これを専門的には「神経疲労」や「精神疲労」と呼びます。
特に、身体を動かしていないのに、
- お尻が痛くなる
- 姿勢が崩れやすい
- あくびばかり出る
といった症状が見られたら、それはお子さんの脳が疲れているサインかもしれません。
お子さんの疲れを和らげる3つのポイント
もしお子さんにこのような疲れのサインが見られたら、ご家庭でも簡単にできる回復方法があります。それは、この3つのステップです。
- 姿勢を正す
- 深呼吸をする
- 身体をストレッチする
まず、姿勢を正すことで、お子さんの視野が広がり、気持ちも落ち着きやすくなります。次に、深呼吸をすると、脳に新鮮な酸素がたっぷり届き、頭がシャキッとします。そして、ストレッチです。疲れの原因の一つには、身体の血の巡りが悪くなっていることも関係していると言われています。ストレッチで身体を動かすことで、血の巡りが良くなり、疲れが早く回復するのを助けます。
「育ち第3事業所」での取り組み
「育ち第3事業所」では、今年度も新しく1年生のお子さんたちがたくさん仲間入りしました。身体の大きなお兄さんやお姉さんたちとの身長差も目立つようになり、学習机に座る時に足が床につかなかったり、落ち着かなかったり、姿勢が崩れやすくなることがありました。
そこで当事業所では、お子さん一人ひとりの身体に合った机や椅子を使ってもらったり、座面に滑り止めを敷いたり、足置き台を用意するなどして、良い姿勢を保てるように工夫しています。 お子さんたちが良い姿勢で呼吸を整え、落ち着いてお話を聞けるよう、これからも細やかなサポートを続けていきます。

