令和5年度第7回外部講師による「育ち」職員研修

令和5年度第7回外部講師による「育ち」職員研修
趣旨朝倉先生の研修を継続的に受けながら、日々の療育の様々なシーンでその学びを活かしてきている。今日も、子ども達の特性に寄り添いながら試行錯誤しながら療育を行っている。そのようななか、各事業所から次のような質問があがってきた。これらを基に更に学びを深める時間とする。
日時令和6年1月13日(土)
日程13:30~ 朝倉先生の講義(裏面参照) 
14:45~ 質疑応答
15:00  終了
場所「育ち」第3事業所
(鹿児島市坂之上7丁目32-59)
講師特別支援教育コーディネーター 朝倉勉 先生
受講者「育ち」職員

朝倉先生から学びたいこと

1 第1事業所より

①保育園では、以前からあった現象のようで保育園側の困り感として聞いてはいたが、先月、初めて「育ち」でも「わざと乱暴な行動」や、「してはいけないことをする」といった現象 が出た。

例えば、机を引きずったり、椅子を引きずり乱暴な扱いをしたり、3段BOXを引きずったり、3段BOXによじ登ろうとしたり、目隠しをして見えないようにしている職員のデスクの上にある物を壁によじ登って取ろうとしたりする行動が見られた。
このような行動が見られた際に、本児のみ別室に連れて行き個別に指導を行い本人も納得・謝罪のもと「もうしない」と  約束まで取り付けたが、小集団に戻るとすぐに約束を破る。
60分間の療育の間に支援員を変えたりしながら個別指導をしたが、数回同様なことが繰り返された。

2 第2事業所より

②療育を終えたあと、帰る際に気持ちの切り替えがうまくいかず、帰る時間が押し気味になる(他の利用児は送迎車の中で待機時間が長くなる)。
また、「育ち」に到着しても、送迎車から降りられないといったことなど、本児のペースに合わせると時間内に様々なことが終わらない。
このような状況が見られる中で、例えば「帰りの時間が迫っている時に本児を抱き上げて送迎車に乗せる」とか、「到着後に送迎車から降りたがらずグズグズしているので、抱きかかえて室内に連れていく」などの行為をして良いのか。
また、このような現象は、休み明けがひどくなる。
療育のなかで、調整し週末を迎え、休み明けには再びリセットされ情緒が悪化するといった状況にある。
どのように取り組めば良いのか。

③感情のコントロール(強い怒り)が出来ず、暴力的になったり衝動的になってしまうのは客観的に見てて分かりやすく感じる。
しかし、感情的になっているようには見えないが先生(学校の)に対して「お前」「ババア」等の暴言があったり、先生から怒られているのに対して受け入れようとする姿が全く見られない子を目にする。

「反抗挑戦性障害」や「素行症」というものがありますが、このような子たちに対する朝倉先生のお考えをお聞きしたいです。
(その子たちへの考え方、捉え方、支援方法など) 

3 第3事業所より

④こだわりの強い子に対してこだわりを活かす活動をすすめるのは良いのか?
(親のニーズが興味関心を広げてほしいで上がってきている)

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